JBTRCの活動
JBTRCでは、症例の収集とともに、それをいかに多くの研究者、研究学徒に利用してもらうかに運営の重点を置いています。折角集めた症例も死蔵してしまっては宝の持ち腐れです。センターに来ていただいて、症例の資料を閲覧し、標本を検鏡してもらってこそ、収集が意味のある生きたものになってまいります。そのための日本の中心に近い前橋にセンターが設置されました。
また、現在はITCが急速に進歩し普及してきましたので、収集した症例のリストと数枚の顕微鏡画像をインターネット上に公開しています。たくさんの症例のうち、研究者が自分で必要な症例を前もって検索し、準備してから「センター」に来ていただければ、研究の能率が格段に向上すると考えられます。また、場合によっては、インターネット上で資料を閲覧するだけで、その研究者の目的が遂げられることもあるでしょう。この目的のために、顕微鏡画像を取り込み、サーバーに蓄積して画像付き症例データベースを構築する予定です。一部の症例については、Virtual slideを用いて画像の公開を行います。